かめさんの中国ビジネス奮戦記
中国にかかわって30年近くになります。中国との出会い、中国語の習得、そしてビジネスの世界への経験をまとめ、同時に現在進行中のビジネス現場から生の日中ビジネスの姿を公開するものです。
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かめ

Author:かめ
小学生の頃、佐渡の向こうに大陸があって、中国があると聞いた。中学生になって深夜放送に夢中になるが、中国語の甲高いアナウンサーや、変な日本語でお国自慢ばかりしている北京放送が耳につき始める。最初は馬鹿にしていたが、それが興味に変わって行った。それから数十年、中国語の習得、中国駐在、ビジネス、プロジェクト推進など中国と不思議な縁が深まって行く。 振り返れば・・・、面白いじゃないの。 ブログにしてみようと思った。 独断と偏見の中国なんちゃってビジネス奮戦記である。

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小さな問題が大きくなる時
   ハルピン事件は大きな問題だったために本社の協力も得られたが、大連では元々問題にならないようなちょっとした事が一人の経理担当の女性を辞職させてしまう結果となった。 なんとも残念且つむなしい思いだけが残ったような気がする。

   ある日、スタッフ全員がもう全員帰宅したあとも、本社への月次報告で遅くまで残っていた。 私の席からちょうど正面に総務部の席があって、ふと目をやると、そこの出納係の席の小型金庫を入れてある引き出しの鍵穴から鍵がぶら下がっているのが見えた。 帰宅を急いで鍵を差し込んだままにしてしまったようだ。 事務所の鍵はかかるので、よっぽどの事がないかぎり泥棒は侵入しないだろうが、それでもそのままにしておく訳にいかず、鍵を抜いて持ち帰り、翌朝それをもって出社した。

   出納係の女性は出社し、机の引き出しを引こうとして鍵のない事に気づいた。 が、すぐに鍵が見つからないと、さがすようでもなく他の仕事を始めてしまった。 そこで、彼女に声をかけ、昨晩の話をし、今後気をつけるよう注意した。 とまあ普通そこで、彼女から「それは大変申し訳ありませんでした。以後気をつけます」 と反省の弁が発せられて、一件落着となる事を何の疑いもなく予想していた。 ところがどっこい、「私は鍵を忘れてなんかいません!」と必死に濡れ衣だと主張する。
「いいえ、この鍵はあなたの机に差し込んだままだったのです。」
「そんな事はありえません。私はちゃんと鍵は抜きました。」
「何をいっているのですか? 事実私がこうして持っているでしょ。」
「そんなはずありません。 私は確かに施錠して持ち帰りました。総経理が今鍵をとったのでしょ?」
「私は昨晩鍵穴に差し込んだままの鍵を抜いて持ち帰り、今こうして渡そうとしているのですよ。」
「うそです。 私がもっていたのです。なぜ総経理は私を信じてくれないの?」
「あなたはどうして自分が忘れた事を認めないのですか? 反省してあやまればそれで済む事でしょう?」
「私は絶対に鍵を持ち帰りました。総経理はひどい人です。」
「うっかりする事は誰にでもあります。それを認めず、あやまらず、ましてやこうして注意を促している総経理に対し、そのような発言は許せませんよ。 あなたの信用問題になりますよ。」
(この辺から泣き出す)
「うそです、私は絶対に鍵を持ち帰りました。」
「ならどうして、その鍵を私が持っているのでしょう?」

諭すように話すが、延々とこのやり取り。 彼女は泣き出し感情的になってしまいには対話にならなくなり、仕方がないので「小さな問題を注意しただけ、あなたは事実を認めないどころか、総経理の嫌がらせというので話になりません」とついに匙を投げました。 

   直接対話ではどうしようもないので、比較的冷静な会計係の先輩女性を間にいれて、諭しました。 こういう事態・反応は予想してなかったが、この場合、自分が鍵を持ってない、どこかに忘れている、という事を自分自身で認識した頃を見計らって注意すべきだったのかな、と反省しました。 自分がまだ鍵を無くしている事に気づかない段階で、私が赫々然々で持ち帰ってのだ、と言い、鍵を渡したために、自ら鍵の所在に問題意識を持つ間を与える事ができなかったのであろうか。 

   それにしても、簡単な話がついに総経理をうそつき呼ばわりまでするに至り、大変ショックで疑問に思います。 総経理、日本流に言えば「社長」です。 その総経理が出納係のうっかりミスで鍵穴に残った鍵を代りに保管してあげ、翌日返却に当たり注意をした、というだけの、どうしようもなく小さな事件です。 私には問題ない、あんたはひどい人だ、と繰り返してわめくその人間性、人格Natureに私はショックを受けました。 当然私は彼女を信用しなくなりました。 仕事にミスを犯す、という意味ではない、むしろこのような経験から恐らく同じようなミスは二度と起こさないでしょう。 私が信用しなくなったのは、彼女とは問題を一緒に解決する信頼関係を築けないだろう、という点。 我々の常識からすれば、このような小さな問題は、きちんと自らのミスを認めて素直に反省を表明する方が(繰り返すようでは問題だが)かえって信頼される。 子供の頃からジョージワシントンと桜の木の物語を聞かされ、正直・素直になれ、と教育される。 ところが中国では過ちを進んで認める事は、たとえ小さな問題であっても、愚かな行為になるのであろう。 なんともいや~な小さな出来事でした。

   その後時間は経ち、この問題を忘れかけていた頃、出納係さんから辞表の提出があった。 会計係の先輩女性に理由を聞いたら「彼女は楽しく仕事がしたいようですが、ここでは楽しく仕事ができないと考えているようです。」 職場環境が合わず楽しく仕事ができない、という事らしい。 

*週末は安房の国、南房総でカヤックを堪能しました。
 岩井海岸の出艇の様子です。 Greenlandersの皆さん、
 ありがとうございました♪
 千葉岩井海岸から出発

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テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

この記事に対するコメント

写真撮っていただいて有難うございます。ネモさんは浮島往復コースに感動したようで、同行してよかったです。寒い中、濡れたウェアを着るのはきつかったですけど、漕ぎはじめればあっという間に体は温かくなりました。また千葉方面に遊びに来てください。
【2006/02/21 19:02】 URL | うがたこ #- [ 編集]


房総イカゲソツアー楽しかったです。Gベースもすばらしい場所にありますね。我ら海猿も猿ベースがあるといいな~と思いました。 房総方面もすばらしいカヤックフィールドであることが確認できて大満足です。浮島往復に行かなかった事は後悔してます。
【2006/02/22 01:17】 URL | かめ #- [ 編集]


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