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かめさんの中国ビジネス奮戦記
中国にかかわって30年近くになります。中国との出会い、中国語の習得、そしてビジネスの世界への経験をまとめ、同時に現在進行中のビジネス現場から生の日中ビジネスの姿を公開するものです。
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かめ

Author:かめ
小学生の頃、佐渡の向こうに大陸があって、中国があると聞いた。中学生になって深夜放送に夢中になるが、中国語の甲高いアナウンサーや、変な日本語でお国自慢ばかりしている北京放送が耳につき始める。最初は馬鹿にしていたが、それが興味に変わって行った。それから数十年、中国語の習得、中国駐在、ビジネス、プロジェクト推進など中国と不思議な縁が深まって行く。 振り返れば・・・、面白いじゃないの。 ブログにしてみようと思った。 独断と偏見の中国なんちゃってビジネス奮戦記である。

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商売人とは
   北京に駐在し毎日内地と中国との折衝の間に入って苦労していた頃、いつも思っていた事がある。 交渉に際しての気合の入り方、交渉のテクニック、中国側の窓口担当はなんと優秀なのだろうと。 彼らは一様に何らかの外国語を操り、かつ厳しい交渉に粘り強く臨んでくる。 中国貿易に長年携わった人でさえ、「中国人は商売人」だ、と多くが言われるが、そういう「民族性」の問題なのだろうか? 私はどうしてもそういう風には思えなかった。

   自分自身は三流大学を出た極普通のビジネスマン。もしかしたら海外で頑張るビジネスマンとしては平均点以下かも知れない。 かたや高校を出るだけで「知識分子」と言われる中国で、そこから選抜された超エリートの大学を出た人たちが相手だ。 更に経貿部傘下の貿易公司に入り、幹部になるのはやはり相当優秀な人たちばかりなのだ。 要するに日本の「馬の骨」対中国の「超エリート」の対決なのである。 超エリート、鍛えられた貿易のプロだけを相手にしているだけで「中国人は商売人」とするのは間違いだ。 その時代はそれだけ中国は真剣に貿易という仕事に取り組んでいたという事なのであろうが、中国人にも多くの非エリートが存在する。 超エリートになれなかった人たちは何をしていたのだろうか? 明日の夢を見て低賃金を我慢し働くか、一攫千金を夢見てほとんど博打のごとくビジネスを始めるか、或いは農村で肉体を使って働くかだ。 いずれも大変な苦労をしているはずだ。 

   一握りのエリートにならなければ大変な苦労をする、その競争を勝ち抜き鍛えられたエリートと、駅弁大学に入って遊んでいてもそこそこ生活には困らなかった時代の日本人とが、ビジネスの交渉を進める、状況はおのずと知れたものだと思う。 中国人の商才を言う前に己の足元を見つめ直さなければ、と若い頃に考えた。 のは良かったが、実際は・・・。

   時代は21世紀に入り、日本も中国も変わった。 日本人は昔から中国の文物を大量に導入してきた。 陳舜臣氏の文章によれば、『明治の初め、清国公使館の書記官として来日した詩人黄遵憲は、その著「日本雑事詩」のあとがきに、――日本では中国に関する書物はおびただしい数に上るが、中国では日本のことを書いた物は質量ともにお話にならない―― と大いに嘆いている』と言われる程に。 日本人は今の時代においてすら、「三国志」の名前くらい誰でも知っているし、「孫子の兵法」を読むビジネスマンも多い。 しかし最近日本においてはそういう中国の「理念」だけでなく、熱く息をする生の中国人を理解しようという人が増えている事は以前とまったく異なる進化した事態であり、大変喜ばしいと思う。 政府間の問題や、それに連れて「嫌中」の人も現れて来たが、そういう人達でさえ、中国人を正しく知りたいと思っている人が多くいるのだ。 

   日本と中国は2000年以上の関係が歴史的にはあるが、日本人と中国人の生の接触は実は100年に満たないのだ。不幸にもそれは大陸に行った将兵たちが最初だったが、ここ数十年は我々の出番となっているのである。 そういうまだまだ新しい関係の時代だから少々目先に問題があるのは仕方の無い事と割り切ってまた頑張ろう、と気合を入れなおしている所だ。 

   中国においても、黄遵憲の嘆きは解消されたのだろうか。 私は、商売人には相変わらずなれないのだが。

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テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

この記事に対するコメント

生の中国人を理解しようとする人が増えていることは大変喜ばしことですし、そうあらねばならないと思います。中国においても同様に生の日本人を理解する人が増えると良いのですが。
一方で、お互いの悪い面をことさらに誇張して、そのような国民間の理解の促進に
水を差す双方の報道のあり方には疑問を感ぜずにはいられません。
お互いに指桑罵かいしている関係をはやく立て直さねばなりませんね。
【2006/02/02 19:04】 URL | ベルーガ #- [ 編集]


本日は鍋釜わざわざ持ってきてただいてありがとうございました。
あさっては特等席用意して御待ちしています。
我が家は寒いので、暖かいかっこしていらっしゃってくださいませ。
【2006/02/02 23:42】 URL | kuboyo #- [ 編集]


ベルーガさん、中国とかかわろうとしている人は確かに変わりましたね。国を代表する人たちにはもう少し未来を見据えた対応をしてもらいたいです。
kuboyoちゃま、今晩豪邸を下見させていただけて光栄です。横浜のど真ん中に豪邸を建てられた財力に擦り寄ろうと思ってますので、これからも宜しくね。
【2006/02/02 23:48】 URL | かめ #- [ 編集]


いま読んでる本では、これから中国、インドが台頭するとあります。
広い目で現実を直視する必要がありそうです。

福岡ではあちらこちらに韓国語や中国語の案内を見かけます。
こちらは東京とは違うリズムで動いているようです。
【2006/02/03 12:29】 URL | うみひと #- [ 編集]


九州は古代から国際化してましたからね。
明日は牡蠣牡蠣三昧です。天気はちょっと微妙ですが。
うみひと丼はまだ「一時帰国」しないの?
【2006/02/03 13:58】 URL | かめ #- [ 編集]


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駅弁大学 駅弁大学(えきべんだいがく)とは、太平洋戦争後のGHQ指導下で行われた学制改革により、「一県一国立大学化」が実現され、各地方に国立新制大学が急増した状況に対する評論家の大宅壮一(1900~1970)の諷刺から派生した言葉である。昭和年間 hinataの部屋【2007/04/11 09:58】

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