かめさんの中国ビジネス奮戦記
中国にかかわって30年近くになります。中国との出会い、中国語の習得、そしてビジネスの世界への経験をまとめ、同時に現在進行中のビジネス現場から生の日中ビジネスの姿を公開するものです。
プロフィール

かめ

Author:かめ
小学生の頃、佐渡の向こうに大陸があって、中国があると聞いた。中学生になって深夜放送に夢中になるが、中国語の甲高いアナウンサーや、変な日本語でお国自慢ばかりしている北京放送が耳につき始める。最初は馬鹿にしていたが、それが興味に変わって行った。それから数十年、中国語の習得、中国駐在、ビジネス、プロジェクト推進など中国と不思議な縁が深まって行く。 振り返れば・・・、面白いじゃないの。 ブログにしてみようと思った。 独断と偏見の中国なんちゃってビジネス奮戦記である。

みんなのプロフィールSP




最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

Ads by Google
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ロシアから中国を望む
  ウラジオストク、パルチザンスク、ユジノサハリンスク、ハバロフスクと廻ってきました。ハバロフスク以外はどこも活気が無く、ロシア極東とはこんなものか、と少々がっかりしました。街並みも、特にウラジオは「西洋人がいっぱいいる中国」みたいで居心地はあまり良くなかったです。
ロシアの人たちはとても親切で仕事もなんとかこなせましたが、予定していた商売は難しそうで戦略の立て直しです。

  10年ほど前に日本政府の金を使ったサハリンでの援助の実情の一端を垣間見ました。日本企業も不景気だったせいか、政府の援助があるのを良いことに、高価な設備を売りつけたのでしょう。ホコリをかぶった立派な設備が工場敷地に放置されていました。日本企業も技術指導無しには設備がこうなる事は予想できたはずです。不景気な時代に日本企業もこういう場所で無責任な仕事をしているものだと思いました。これを活用できないか、あるいは中国にもって行けないか考えています。

  ハバロフスクは他の土地と違って欧州の香りがしとても気に入りましたが、中国に近い関係で中国人のお金持ちが囲っている「ロシア妻」が多く住んでいるとロシア人から聞きました。なんとも興ざめな話でした。そういう事情からではありませんが、昼食時はアムール川岸近くの「香港飯店」で食事をする気にはならず、サッポロという和食の店まで歩きました。どこでもそうでしたが、日本語は勿論、英語が通じないのには閉口しました。

  初日、ウラジオストク空港には19時過ぎについたのですが、入国手続きに時間はかかるし、国際空港にもかかわらず公共のバスやタクシーもいません。普段はバスが市内まで行くそうですがなぜか見当たりません。そういう事情からロシア人のアドバイスで事前にホテルから契約タクシーを迎えに来させていました。新潟から一緒のフライトで入国したドイツ人教師が駅までタクシーに同乗させて欲しいと困り果てた様子で言うので乗せてあげました。その日の夜行列車でハバロフスクに乗れるか盛んに心配していました。タクシードライバーは無理だと悲観的でしたが。
  翌々日、件のタクシードライバーにまた空港まで送ってもらいましたが、そのドイツ人はこのドライバーに頼み込んでなんとかその日の夜行列車の切符を手に入れたそうです。欧州人はこういう旅が好きなようですが、私にはとてもまねできませんね。

  アムール川、この先40kmほどが中国になります。きれいな景色でした。amur river090916_133842.jpg

テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

野村先生、長い間お疲れ様でした
  ちょっと前の話になりますが、二松学舎大学文学部長野村教授が本年の3月末を以て退職されました。まだまだ学校の発展のために頑張って頂きたかったのに、と思うのは何もしなかった一卒業生のわがままかも知れませんが、このニュースには驚きました。中国近代文学の研究、中国語教学理論の研究、大学100年の計を持った経営手腕、グローバルに学生と向かい合える数少ない先生ではなかったでしょうか。

  われわれの業界にもいろいろな大学からその専門知識を求められて来られる人がいます。全てががそうでは無いことは当然ですが、多くの「金銭目当て」「名誉目当て」の先生を目の当たりにしてきました。実業界での出世やシェア拡大の競争があるのと同様に、先生方にも競争の原理がある事は当然とは思いますが、その昔、会社という組織はたたけば金が出てくるとばかりに露骨に金を要求された某地方国立大学の化学系教授には幻滅を通り越して、怒りさえ覚えました。大学教授といえども普通の人扱いされる昨今ではありますが、野村先生が輩出した実業界、教育界の人材の数は大変のものになると思います。残念ながら定年を前にして早期に退職された理由はわかりません。

  ブログを始めた頃にいろいろと学校の事を記事にしましたが、多くの仲間たちが野村先生に人生を変えてもらったのではないでしょうか。いつも学校やOB会に行けば会えると思っていましたが、先生は第二の人生に向かって歩みを始められてしまいました。自分は大学や先生や研究会の恩恵のみを享受してきましたが、いつかは恩返し、と思うばかり、そのままこの時を迎えた事を非常に恥じております。幸い、退職のお祝いパーティーにOB、現役の多くの仲間とともに参加できた事を喜びとするのみです。
せめてこれからのOB会活動に少しでも協力できればとひそかに反省しているのでした。

  先生がこっそり本か辞書の編纂に取り掛かっている事を期待しております。

退職記念パーティー会場 
野村先生退職


テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

支那という名称は蔑称か?
ここ何年か町で「支那そば」と書かれたラーメン屋をよく見かけるようになりました。その昔、祖母がラーメンと言わずいつも「支那そば」と言っていたのを思い出しました。中国人とも言わず「支那人」といつも言っていました。祖母は明治30年代の生まれ、もう10年以上も前に他界しましたが、上品で良いおばあちゃんでした。彼女には全く中国をバカにする気持ちはありません。ただ普通に支那と呼んでいるだけでした。

中国に関係のある人たちから「支那」は蔑称だから使うべきではない、とよく言われます。私自身は中国と呼び親しんでおりましたので、支那とは言いません。でも大学時代の中国語の恩師の一人は「本来中国語などという言語は存在しない」として支那語と言っていました。多くの少数民族が持つ言語も中国の中の言葉であり、漢民族の言葉を以って中国語と称するのは良くない、というのがその恩師の説明でした。これは学者としてのけじめであり、ここにも蔑視の心はみじんもありませんでした。

さて、支那とは蔑称なのでしょうか。清朝末頃は清国側から日本に対し支那を用いるようにとの要請もあったようです。異民族支配の国家である「清」(Qing)よりも、国際的に通用していたChinaをアジアの言葉に音訳し支那と呼ばせたかったのでしょうか。もともと歴史上始めて中国を統一した「秦」(Qin)が語源のChina, Cino, Cina等は中華を代表する国名とするに最も適していたと考えられていても不思議ではありません。支那という名称は実は中国人自身がこれを国際的な場面で使い、我々にも使うよう要請した時期があった事は意外と忘れられているようなのです。

中華民国が設立して数年が経ってから、日本に対し「中華民国、或いは中国」と呼称するようにとの要請がありました。然しながら、支那という名称が浸透していた事と、同じ漢字文化を共有する日本人として尊大な「中華」という名称を相手に使うことに抵抗もあったようです。そして昭和の時期、日中は不幸な関係に入って行きますが、中国人に対する蔑みの心がつよまり、支那という言葉にもその心が込められる場面が増えていったものと推測されます。
誤解されないよう申し上げますが、支那という蔑称があったのではなく、中国人に対する蔑視がこの支那に込められたのです。

中国人が支那と呼ばれたくないのであれば、私はこれを使うつもりはありませんが、上記の経緯を考えれば、数十年後、あるいは「中国」「China」という蔑称が生まる事のないよう、旅先での行動には十分注意する必要があるような気がします。


*旧帝国海軍の駆逐艦「ひびき」、私の父が乗務していました。
駆逐艦「響」

テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

新種の動物誕生!?
最近中国で話題を呼んでいる新種の動物があるそうです。その名は「草泥馬」。北京の友人に聞いたところ、昔から国中でその名は親しまれていたようですが、ここ最近草泥馬が群れをなして住む「馬勒戈壁」では彼らの大事な食べ物「臥草」が侵入者である「河蟹」に食べつくされ、草泥馬たちは馬勒戈壁から退散せざるを得なくなっている、との事です。

この草泥馬たちはいったいどうしたら良いのでしょうか・・・・。



我が家のペット、癒し系のゴンタ君には天敵なしです。春になって「臥草」を食べまくっております。
ちょっとカメラ目線になってますよ♪
ゴンタ、春の散歩

テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

道徳なき経済、経済なき道徳・・・
ちょっと前ですが、日経ビジネスの新年号に二宮尊徳を研究する中国人歴史学者の記事が載っておりました。中国人が二宮尊徳? と不思議に思い興味を持ちましたが、おりしも経済発展のひずみで格差や不正を生んでいる中国社会に資するための話題と「いつもの」感覚で読んではいました。 「利益を最大化する事を使命とする企業や個人」が「バブルへ向かう」のは当然の欲望であり宿命であり、バブルを抑制する力が「道徳」なのだ、という記事になんとなく自分のまわりを意識して読みすすんでいました。

残念ながら日本では失われた10年の間、経済の中における「道徳」なるものを、曖昧な、非効率なものとして退け、米国式の価値観、経済合理性のみに基づいた経営を進めてきました。中国が二宮尊徳を研究し始めたのとは逆に。
また日本は進んだ技術力で経済を引っ張ってきましたが、その中でも「職人技」と言える人間本位の技術を軸として世界に誇る技術を確立してきました。が、この「匠の技」も今危機に面しています。

このような状況でひたすら「道徳なき経済」「経済合理性追求の経済」をすすめた中国が着目している二宮尊徳、なんだか不思議な気がします。日本ではほとんどの小学校で彼の銅像を撤去してきたではないですか。記事の主張は日本流経営の見えざる道徳律が今必要であり、そこに新しいイニシアチブの地平線が拓かれる。その価値観こそ今恐慌に世界が必死に探しているものであると。つまり「経済」と「道徳」のバンランスを自然に経営に持ち込んでいた日本式の経営の基にあるものが二宮尊徳の精神であり、今こそ新しい経営哲学をそこから見出そうというのです。そしてそれに恐慌からの脱却のヒントがあるのだと。

中国は経済発展のツケを知り、その解決に日本式の道徳の価値を見つけ熱心に研究している人たちがいます。日本人は我々の手からこぼれおちそうな価値あるものをもっと大事にすべきなのかもしれません。
記事の題目にある「道徳なき経済は犯罪である、経済なき道徳は寝言である」に深く考えさせられた2009年の最初の一か月でした。

設備導入1寒い中、中国山東省のお客さんの工場で設備導入の立会を行いました。皆さん一所懸命でした。


設備導入2
なかなかうまくいかず、何度も調整を行いなんとか合格品を出せるようになりました。
 

テーマ:中国 - ジャンル:海外情報